ARTICLE関数

【Excel】UNIQUE関数で重複した情報を除外する!

ARTICLE
この記事では、UNIQUE関数について、
説明しています。
.
基本的な使い方から注意点まで
やさしく解説していますので
ぜひ、参考にしてくださいね!

重複する情報を消したいけど

目視はもちろんだけど

フィルタとかを活用しても時間かかる…

重複した情報を除外する

便利な関数があるよ!

そんな便利な関数あるの??

でも、難しそう…。

UNIQUE関数って言って

意外とシンプルで使いやすいよ!

そうなんだ、じゃあ覚えたい!

 

じゃあ、見ていこう!

これを使えるだけで、かなり効率アップだから

ぜひ、マスターしてね。

 

 

 

【UNIQUE関数とは?】

▶︎UNIQUE関数の概要

UNIQUE関数は、Excel 365以降のバージョンで利用可能な新しい動的配列関数です。

この関数は、指定した範囲内から重複のない一意の値を抽出します。

重複した値がある場合、最初に出現する値のみが結果として返されます。
UNIQUE関数を使用することで、
大量のデータや複雑なデータセットから重複のない一意の値を素早く抽出できます。

 

 

▶︎UNIQUE関数の構文

=UNIQUE(範囲)

UNIQUE関数

すごくシンプルだ!

 

範囲を指定します。
=UNIQUE(B2:B11)

 

重複が除かれた結果が表示されました!

 

 

▶︎UNIQUE関数の利点

重複値の除去

データセット内の重複値を簡単に取り除くことができます。
一意の値のみを取得することで、
データの正確性と一貫性を向上させることができます。

 

ユニークな値の抽出

データセットから一意の値を抽出することで、
データの特徴や傾向をより正確に把握できます。
特定の列や条件に基づいてユニークな値を抽出することも可能です。

 

データのサマリー作成

UNIQUE関数を使用してデータセット内の一意の値を抽出し、
それらを集計してサマリーを作成することができます
.
たとえば、売上データから商品カテゴリごとのユニークな商品リストを作成したり、
顧客データから一意の顧客リストを作成したりすることができます。

 

動的な更新

データセットが変更された場合でも、
UNIQUE関数は自動的に結果を更新します。

データの追加や削除があっても、手動で再計算する必要がありません。

 

UNIQUE関数は

データ集計・分析には、

とても役立つ関数で、利点もいっぱいです!

 

 

▶︎UNIQUE関数の注意点

空白セルは無視される

UNIQUE関数は、データ範囲内の空白セルを無視します。

つまり、空白セルが存在する場合、
UNIQUE関数の結果には空白が含まれません。
データに空白セルが含まれている場合は、事前に空白セルを処理する必要があります。

 

大文字と小文字は区別されない

UNIQUE関数は、テキストデータの重複を削除する際には
大文字と小文字を区別しません
たとえば、”Apple”と”apple”は同じ値として扱われます。

ただし、テキスト以外のデータ(数値や日付など)では
大文字と小文字が区別されます。

 

数値とテキストは別のデータとして扱われる

UNIQUE関数は、数値とテキストを別々のデータとして扱います。
データ範囲内に数値とテキストが混在している場合、
UNIQUE関数はそれらを別々のグループとして扱い、重複を削除します。

 

 

 

【複数列での重複を削除する】

複数列を指定する。
=
UNIQUE(B14:C20)

 

複数列での重複が削除できました!

同じ購入商品だとしても
値段が同じプリンターは1つに集約され
値段が違うPCは2つとも表示されています。

 

 

 

【出現回数を指定する】

UNIQUE関数は、第3引数である[回数指定]を入力すれば、
元データに1回だけ出現するデータのみを抽出することが可能です。

=UNIQUE(範囲,[列の比較],[回数指定])
※回数指定※
FALSE(または省略): 範囲の重複しないすべての値を返します。
TRUE        : 範囲の1回だけ出現する値を返します。
.
.

1回だけ出現している購入商品&金額を表示

範囲・回数を指定
=
UNIQUE(B14:C20,,TRUE)
※列の比較は省略されているため
範囲(B14:C20)
,(省略), 回数指定(TRUE))となっています。

 

1回だけ出現しているものを抽出できました。

 

 

 

【他の関数との組み合わせ】

▶︎SORT関数

SORT関数はMicrosoft365、Excel2021でのみ使用可能な関数です。
SORT関数は、範囲の文字列を並び替えてくれる関数です。
(並び順を指定しなければ、昇順)
=SORT(範囲)

 

 

重複を除いた「購入商品リスト」を昇順に並べる

購入商品の重複を削除する
=UNIQUE(B14:B20)

 

重複削除したものを昇順にする
=SORT(UNIQUE(B14:B20))

 

重複を除いた「購入商品リスト」が
昇順に並べられました!

 

 

 

▶︎SUMIF関数

SUMIF関数は、特定の条件に沿って合計を出す関数です。
SUMIF関数の詳細はコチラ!
=SUMIF(範囲条件合計対象の範囲)

 

 

重複を除いた「会社リスト」の金額合計を出す

会社の重複を削除する
=UNIQUE(A14:A20)

 

会社の重複が削除された

 

金額合計を出す
=sumif($A$14:$C$20,E14,$C$14:$C$20)

 

各会社の金額合計を出す。

 

 

▶︎COUNTA関数

COUNTA関数は、範囲内に含まれるデータの個数を数える関数です。
COUNTA関数の詳細はコチラ!
=COUNTA(範囲)

 

 

重複を除いた「会社リスト」の社数を出す

会社の重複を削除する
=UNIQUE(A14:A20)

 

社数を数える
=COUNTA(UNIQUE(A14:A20))

 

重複なしの社数が出ました!
(A社・B社・C社の3社)

 

 

 

【UNIQUE関数 まとめ】

▶︎UNIQUE関数

UNIQUE関数は、Excel 365以降のバージョンで利用可能な新しい動的配列関数です。

UNIQUE関数の構文

この関数は、指定した範囲内から重複のない一意の値を抽出します。

=UNIQUE(範囲)

 

範囲を指定します。
=UNIQUE(B2:B11)

 

重複が除かれた結果が表示されました!

 

 

UNIQUE関数の利点

  • 重複値の除去
    一意の値のみを取得することで、
    データの正確性と一貫性を向上させることができます。

 

  • ユニークな値の抽出
    データセットから一意の値を抽出することで、
    データの特徴や傾向をより正確に把握できます。

 

  • データのサマリー作成
    UNIQUE関数を使用してデータセット内の一意の値を抽出し、
    それらを集計してサマリーを作成することができます

.

  • 動的な更新
    データセットが変更された場合でも、
    UNIQUE関数は自動的に結果を更新します。

 

UNIQUE関数は

データ集計・分析には、

とても役立つ関数で、利点もいっぱいです!

 

 

UNIQUE関数の注意点

  • 空白セルは無視される
    UNIQUE関数は、データ範囲内の空白セルを無視します。
    データに空白セルが含まれている場合は、事前に空白セルを処理する必要があります。

 

  • 大文字と小文字は区別されない
    UNIQUE関数は、テキストデータの重複を削除する際には
    大文字と小文字を区別しません
    たとえば、”Apple”と”apple”は同じ値として扱われます。
  • ただし、テキスト以外のデータ(数値や日付など)では
    大文字と小文字が区別されます。

 

  • 数値とテキストは別のデータとして扱われる
    UNIQUE関数は、数値とテキストを別々のデータとして扱います。
    データ範囲内に数値とテキストが混在している場合、
    UNIQUE関数はそれらを別々のグループとして扱い、重複を削除します。

 

 

 

▶︎複数列での重複を削除する

複数列を指定する。
=
UNIQUE(B14:C20)

 

複数列での重複が削除できました!

同じ購入商品だとしても
値段が同じプリンターは1つに集約され
値段が違うPCは2つとも表示されています。

 

 

 

▶︎出現回数を指定する

UNIQUE関数は、第3引数である[回数指定]を入力すれば、
元データに1回だけ出現するデータのみを抽出することが可能です。

=UNIQUE(範囲,[列の比較],[回数指定])
※回数指定※
FALSE(または省略): 範囲の重複しないすべての値を返します。
TRUE        : 範囲の1回だけ出現する値を返します。
.
.

1回だけ出現している購入商品&金額を表示

範囲・回数を指定
=
UNIQUE(B14:C20,,TRUE)
※列の比較は省略されているため
範囲(B14:C20)
,(省略), 回数指定(TRUE))となっています。

 

1回だけ出現しているものを抽出できました。

 

 

 

▶︎他の関数との組み合わせ

SORT関数

SORT関数はMicrosoft365、Excel2021でのみ使用可能な関数です。
SORT関数は、範囲の文字列を並び替えてくれる関数です。
(並び順を指定しなければ、昇順)
=SORT(範囲)

 

 

重複を除いた「購入商品リスト」を昇順に並べる

購入商品の重複を削除する
=UNIQUE(B14:B20)

 

重複削除したものを昇順にする
=SORT(UNIQUE(B14:B20))

 

重複を除いた「購入商品リスト」が
昇順に並べられました!

 

 

 

SUMIF関数

SUMIF関数は、特定の条件に沿って合計を出す関数です。
SUMIF関数の詳細はコチラ!
=SUMIF(範囲条件合計対象の範囲)

 

 

重複を除いた「会社リスト」の金額合計を出す

会社の重複を削除する
=UNIQUE(A14:A20)

 

会社の重複が削除された

 

金額合計を出す
=sumif($A$14:$C$20,E14,$C$14:$C$20)

 

各会社の金額合計を出す。

 

 

COUNTA関数

COUNTA関数は、範囲内に含まれるデータの個数を数える関数です。
COUNTA関数の詳細はコチラ!
=COUNTA(範囲)

 

 

重複を除いた「会社リスト」の社数を出す

会社の重複を削除する
=UNIQUE(A14:A20)

 

社数を数える
=COUNTA(UNIQUE(A14:A20))

 

重複なしの社数が出ました!
(A社・B社・C社の3社)

 

 

UNIQUE関数、思ったより簡単だったし

しかも、幅広く使えて便利そう!

でしょ?使えるようになったら

データ集計・分析にめっちゃ役立つよ!

効率アップしそうだし

頑張ってマスターする!