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【スプレッドシート】IMPORTRANGE関数で別シートから情報を抽出する

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この記事では情報抽出の関数について説明しています。
スプレッドシート間でデータ取得や統合ができて便利なので
ぜひ、活用してくださいね!
この関数は、Googleスプレッドシート限定の関数です。
(Excelは使用できません)

 

スプレッドシート間で
行ったり来たりするの面倒だなぁ…。

 

もしかして、一々
コピペとかしてる??

え、そうだけど。
それしか方法ないかなって…。

違うスプレッドシート間でも
自動で情報抽出できる関数あるよ!

え、そんな魔法みたいな関数あるの!?
でも、難しそう。

 

ううん、そんな複雑でもないよ!

すごく便利だから、覚えてね!

 

IMPORTRANGE関数まとめはコチラ!

 

【IMPORTRANGE関数とは?】

▶︎スプレッドシート間での情報抽出

IMPORTRANGE関数は、Googleスプレッドシートの超便利な機能の一つです。
異なるスプレッドシート間でのデータの取得や統合に利用されます。

この関数を使用することで、
複数のスプレッドシートのデータを簡単に参照し、
別のスプレッドシートに取り込むことができます。

 

 

▶︎IMPORTRANGE関数の構文

=IMPORTRANGE(“スプレッドシートキー“,”シート名!範囲の文字列“)
例:
=IMPORTRANGE(“1CyzfHmmTrQ84jWseEHiP5wsp7l8c_WcgJhL94pL_KGs/edit#gid=0“,”シート1!A1:D14“)

スプレッドシートキー
スプレッドシートキーは、元のスプレッドシートURLの「d/」より後の部分です。

 

シート名!範囲の文字列
シート名は、スプレッドシートの名前
範囲の文字列は、読み込む範囲を指定する文字列です。

 

 

▶︎IMPORTRANGE関数を使ってみる

情報取得元のシート(【テストB】)と
情報取得先のシート(【テストA】)を用意します。

 

 

 

【テストA】にて【テストB】のスプレッドシートキーを指定

 

 

 

【テストA】にて【テストB】のシート名と範囲の文字列を指定

 

 

 

実行する

Enterを押すと

 

下記のように「Loading」と表示されるので読み込まれるまで待つ。

 

エラーが出て、エラーにカーソルを持っていくと
「アクセスを許可」が出るので、許可する

 

指定した範囲のデータが取得できました!

 

とても便利な関数ですが
意外とカンタンですよね!
ぜひ、ご活用ください。

 

【IMPORTRANGE関数のエラー原因と対処法】

IMPORTRANGE関数を使用する際には、
いくつかのエラーが発生する可能性があります。

これらのエラーが発生した場合、
正しいデータの取り込みが行われないか、
取り込みが失敗する可能性があります。

ここでは、IMPORTRANGE関数の
エラー原因と対処法について解説します。

 

▶︎結果が大きすぎます

このエラーは、取り込むデータが
対象のスプレッドシートのセル範囲を超えている場合に発生します。
(IMPORTRANGE関数は、一度に取り込めるデータの量に制限があります)

 

 

対処法①:データの範囲を縮小する

範囲を縮めると…
A1:CZ10000→A1:BH10000

 

無事に取得できました!

 

 

対処法②:IMPORTRANGE関数を分割する

関数自体を分割します。
A1:CZ10000→「A1:BH10000」&「BI1:CZ10000」
※中カッコをつけ、連結はカンマ(,)で行います。

 

2つのLoading…が出ますが

 

無事に取得できました!

 

 

▶︎展開されませんでした

このエラーは、IMPORTRANGE関数が
展開されずに表示される場合に発生します。

 

 

対処法:行追加をする

スプレッドシートは50,500行までしか
自動追加されないので

 

エラーで表示されていた行数を追加すると…

 

行追加されて

 

無事に取得できました!

 

 

▶︎スプレッドシートが見つかりません

このエラーは、指定したURLのスプレッドシートが
存在しない場合に発生します。

 

※正しいスプレッドシートキー

 

 

対処法:正しいスプレッドシートキーに修正する

正しいスプレッドシートキーに修正すると

 

無事に取得できました!

 

 

▶︎数式の解析エラーです

このエラーは、IMPORTRANGE関数の構文が正しくない場合に発生します。

 

 

対処法:関数を正しく修正する

関数を修正すると

 

無事に取得できました!

 

 

【相性の悪い関数】

▶︎SUMIFS関数

SUMIFS関数とIMPORTRANGE関数は
組み合わせることができません!

SUMIFS(IMPORTRANGE(“URL”,”シート!B2:B800″),”条件”,合計範囲,…)
というように
範囲指定のところにIMPORTRANGE関数を使用してもエラーが出ます。

これは、構文誤りなどではなく
2つの関数が組み合わせ不可のためです。

SUMIFS関数を使う場合は、一度同じスプレッドシートに書き出したものを
利用するようにしましょう。

 

SUMIFS関数の詳細はコチラ!
【関数】いろいろな「合計」を出そう!

 

 

【IMPORTRANGE関数 まとめ】

▶︎IMPORTRANGE関数:情報を抽出する

=IMPORTRANGE(“スプレッドシートキー“,”シート名!範囲の文字列“)

例:
=IMPORTRANGE(“1CyzfHmmTrQ84jWseEHiP5wsp7l8c_WcgJhL94pL_KGs/edit#gid=0“,”シート1!A1:D14“)

 

スプレッドシートキー(元のスプレッドシートURLの「d/」より後)

 

シート名!範囲の文字列

 

一気にたくさんのデータを
移動できるのは、すごく便利!

 

IMPORTRANGE関数は
情報抽出にとても役に立つ関数です!

複数のスプレッドシートの作業には
特に便利なので、ぜひ活用してくださいね。